こんにちは。盧です。


前回のおさらい
脾胃から生じる病 その1
脾胃から生じる病 その2
脾胃から生じる病 その3

経云:天食人以五気、地食人以五味。
五気入鼻、蔵于心肺、上使五色修明、音声能彰。
五味入口、蔵于腸胃、味有所蔵、以養五気、
気和而生、津液相成、神乃自生。此謂之気者、
上焦開発、宣五谷味、熏膚充身澤毛、

若霧露之漑。気或乖錯、人何以生、
病従脾胃生者四也。

内経(の六節蔵象論)にいう
「天は人に食(くらわ)しむるに五気をもってし、
地は人に食(くらわ)しむるに五味をもってす。
五気 鼻より入り、心肺に蔵す、
上は五色をして修明せしめ、
音声をしてよく彰(あきら)かならしむ。
五味 口より入り、腸胃に蔵す。
味に蔵する所ありて、もって五気を養う、
気和して生じ、津液相成りて、神すなわち自ずから生ず。」
これ気の謂うは、上焦 開き発し、五味の味を宣(の)べ、
膚を熏(いぶ)し、身を充(み)たし、毛を澤すは、
霧露の漑(そそ)ぐがごとし。
気あるいは乖錯せば、人 何によって生ずるか!
病 脾胃より生ずるものの四なり。
五気:臊気入肝、焦気入心、香気入脾 、腥気入肺、腐気入腎。
(類経より)
五味:酸先入肝、苦先入心、甘先入脾 、辛先入脾 、鹹先入腎。
(類経より)
修明とは眼がハッキリすることをいう。
歴代の医家の解説を見ると五気を「五香」として
解釈しているものが多いがここは疑問や違和感が残る。

ここでは脾胃が病んで津液が作られず
全身をめぐらなくなることを述べる

一鍼堂の受付にて
一鍼堂の受付にて

 

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