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この傷寒論のシリーズは、
当院の修行生によって毎週、水曜日の早朝に開かれる、
自主的な勉強会におけるメモ・備忘録となります。
古典の専門家によるものではなく、
一から学ぶ者の新鮮な目線を共有出来れば幸いに思います。



4/26(水)
太陽病中篇より

(96条続き)



(96条続き)
小柴胡湯証の兼症に対する加減法について

前回述べた通り、
96条は小柴胡湯の主症と兼症について述べられている。
条文後半の、兼症に対して加減法の内容を考察すると、
兼症それぞれの意味が見えてくるのではないかという主旨で、
本日はそれらのまとめを行った。
そのまとめた結果を、簡単ではあるが以下に記す。

或胸中煩而不嘔→胸中の熱が強い
或渇→津液不足
或腹中痛→肝胆の気滞が脾胃を脅かしている
或脇下痞鞕→痰濁が腹中に凝結している
或心下悸、小便不利→やや薄まった痰(痰飲)が上焦・中焦にある
或不渇、身有微熱→表証がある
或欬→痰飲が肺を脅かしている

 

(続く)


 

参加者:下野、新川、大原、盧

 

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