下積み修行中の紅露くんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
どうか見守り 応援してやって下さい。


こんにちは紅露です。

梅雨のじめじめしたこの時期、体の中に『湿』が溜まりやすい為、
体が重く感じたり痺れがきつくなる事が多々あります。
自己ケアとしましては、食生活を調えて下さい。
肉や玉子・生もののような重たい物を食べ過ぎると、
湿との兼ね合いで普段よりも胃腸への負担が大きくなります。
気を付けて下さいね。

今日も臓腑についての基礎を理解してきたいと思います。


③肝・胆

肝:将軍の官、謀慮(計画)を為す
身体活動を円滑にして、休息を指揮
胆:中性の官、決断を為す
公正中立の立場で、臓腑活動の適否を決断

『主な働き』
肝:判断力
☞精神活動を支配
計画性
※肝:随意的な計画、判断等の思考活動を司る
心:不随意的な喜怒哀楽等の感情や精神活動を司る

主な生理機能は「疏泄」と「蔵血」です。
「疏泄」:体の隅々まで円滑に気血を巡らせる事
「疏」⇨精神、情緒の開放、物質の解毒・分解
「泄」⇨処理排泄
よって、肝の能力はストレスが加わる事により減退する。
(肝は疲労に耐える根本)

胆:決断・勇気を生み出す
胆気⇧ストレスに対する抵抗が強い
胆気⇩おどおどして、物事に挑戦出来なくなる

健康時

肝の働き
①血:血を蓄えて全身に供給
②筋肉:関節運動の円滑化
③目:視力調節
④疏泄:気血の循環促進

胆の働き
胆汁は消化を助け、臓腑の活動状況を監視

働き低下

①血:活動時に貯蓄した血を疏泄機能を用いて四肢末端まで供給出来ない
・生理不順
・視力障害
・手足の痺れ
・痙攣
・めまい
・吐血
②筋肉:屈伸運動に障害
・痺れ感
・ひきつけ
・爪の変形
・爪床部の色が淡白(肝の盛衰を知る大切な手がかり)
③目:肝気は上昇する性質を持ち、その多くは脳に入るので
頭部の症状を訴えるようになる (例)肝火上亢
・目の充血、かすみ、乾燥
④疏泄:脳への血液供給低下で、思惟活動にも影響
・下痢
・生理痛
・水腫
・喀血
・嘔吐
・痰飲
・両脇部の腫脹・膨満感
・情緒不安定
・イライラ
・抑鬱
⑤胆:肝胆が衰える☞翌日までしか気持ちが続かない
決断した事が崩れる

特に胆経に熱が多く集まると、上気し過ぎてイライラしやすくなる
・食欲減退
・脇下部腫脹
・腹部膨満感
・黄疸
・口苦

肝と胆の生理関係

肝の疏泄作用は、胆の胆汁分泌を調節して、消化を補助する。

【病理】         化火
肝気の鬱血(ストレス等) ⇨ 肝火上炎⇨肝経の鬱熱(目赤・眩暈・胸脇部痛)
胆経の鬱熱(偏頭痛・耳鳴り・口苦)

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