下積み修行中の木村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不愉快なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
女子胞(子宮)
1.別名のいろいろ
子宮には、女子胞のほかにも、
「胞」「胞宮」「胞臓」「子処」「子臓」「血室」「血臓」など、
たくさん別名があります。
2.女子胞の働き
①女子胞の大きな働きは、月経を受け持つことです。
ただし月経は、女子胞の働きだけではありません。
正常に初潮を迎え、その後も月経が
規則正しく繰り返させる背景には、
女子胞を含む大きなシステムの働きがあります。
そして性的成熟の前提となるのが「腎気(腎精)の充実」でした。
生まれてから14~16年間の間に、腎気が十分に培われると、
体の中で「天葵」と呼ばれる特殊な陰精が生まれます。
「腎気」が充実し、気血がみなぎっているところに
「天葵」が生まれると、衝脈・任脈にみたされた気血は、
一定の周期で「子宮」に溢れます。
これが中医学で考える「月経」です。
また月経は血と関係が深いので、
さらに心、肝、脾、などに大きく影響されます。
脾は「後天の本」でもあるので、そもそも腎気・腎精を
充実させる段階からの関わりとなります。
以上が、正常な月経を支えるシステムです。
この複雑なシステムのどこに問題があっても、
それは月経の異常を生み出す元になります。
②妊娠を受け持つ
初潮を迎え正常な月経が維持されると、
女子胞には子供を身ごもる働きが備わります。
そして妊娠した後は、胎児を守り育てる働きを受け持ちます。
これらの新しい働きも、やはり前述のシステムに
支えられているものです。
腎気・天葵・衝脈・任脈・心・肝・脾・など、
どこに問題があっても、それは妊娠・出産に
まつわる問題として現れます。ただし妊娠は、
月経と違って女性だけの問題ではありません。
必ず男精(男性の生殖の精)が関わります。
そこで特に不妊の問題を考えるときには、
さらに「男精」と言う要素も加えなくてはなりません。
<参考文献>
『中医学の基礎』 東洋医学出版社
木村