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どうも、新川です。
ヤギといえば、
白色をイメージしますが、
綺麗な茶色の毛並みが目立っていました。
今回から、
「謀攻」篇がはじまります。
【謀攻】
「謀」は はかりごと とも読み、
一見すると、「(悪事を)たくらむ」と解釈してしまうが、
この篇の内容から考えると、
事前に計画をたてることで、
無駄な戦いを避けるべきという発想が根本にある。
是故百戦百勝、非善之善者也。不戦而屈人之兵、善之善者也。
この故に百戦百勝は善の善なるものにあらず。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり。
戦わずして相手を屈服させることこそが、最上の勝利である。
百回戦って百回勝ったとしても、
自国の損害も多くあるし、
戦を仕掛けるにしても、
武器の調達だけでも莫大な費用を必要とする。
それでは、
どのように戦わずして勝つのか?
最上の策として、
故上兵伐謀。其次伐交。其次伐兵。其下攻城。攻城之法、為不得已。
故に上兵は謀を伐つ。その次は交を伐つ。その次は兵を伐つ。その下は城を攻む。攻城の法は已むを得ざるがためなり。
最上の策は、相手の意図を見抜いてこれを封じること。
これに次ぐのは、敵の同盟関係を断ち切って孤立させること。
その次は、戦火を交えること。
最低の策は敵城攻撃である。これは、あらゆる手だてをやり尽くしたうえの、
最終手段としてのみ用いるべきである。
次回へ続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。