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こんにちは、新川です。
久しぶりに動物シリーズです。
こちらは、大阪の池田市にある
さつきやま動物園の羊たちです。
動物園イチオシのウォンバットを見たかったのですが、
どうやら恥ずかしがり屋の習性があるらしく、
小屋の中に入ったきり姿を見せなかったので、
個人的に好きな羊と戯れてきました。
「作戦」篇のつづきです。
前回までの記事はこちら↓
【兵法】孫子 作戦篇 其ノ一
【作戦】
故智将務食於敵。
故に智将は務めて敵に食む。
戦によって国力が疲弊する原因として、
軍隊、武器、糧秣(軍事用語。糧は兵士用の食料、秣は軍馬用のまぐさを指す。)を、
わざわざ戦地まで輸送しなければならないことがあげられる。
遠くで戦えば、それだけで人民の負担は重くなる。
軍事費に国家財政の大半を費消されると、
人民への賦役が重くなり、
国力は使い果たされ人民の生活は底をついて、
国全体が貧しくなる。
上記の文章の後には、
食敵一鍾、当吾二十鍾(艸忌)(禾干)一石、当吾二十石。
敵の一鍾を食むは、わが二十鍾に当たり、
(艸忌)(禾干)一石は、わが二十石に当たる。
敵地で調達した穀物一鍾は自国からはるばる運んだ穀物の二十鍾分にも相当し、
敵地で調達した飼料一石は自国からはるばる運んだ飼料の二十石分に相当する、と続く。
知謀にすぐれた武将は、
こういう事態を避けるためにも、
糧秣を敵地で調達する=敵に食む
ことを徹底する。
次回へ続く
参考文献:
『孫子・呉子・尉繚子・六韜・三略 』 徳間書店
『孫子・呉子』 プレジデント社
『老子』 岩波文庫
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。