【研修生募集】
鍼灸一本の技術で生きていける
鍼灸師を目指しませんか?
当院では、研修生を受け入れております。
(現在、一名。性別不問)
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適正が認められればその後のステップも存在します。
詳細は、一鍼堂大阪本院へ:☎06-4861-0070


どうも、新川です。

リング式バインダー ②
今まで調べ物はノートへ記録していたのですが、
あまりに煩雑にまとめすぎて、
情報がよく迷子になってしまっておりました(T-T)
そこで、
ルーズリーフを導入し、
情報を分かりやすく抜き出せるようにしてみました。
ルーズリーフ自体も、
線あり、ドット、無地などあり、
今回「方眼」を採用しました。
実際書いてみると、
文字列が安定するし、図も描きやすいですね。
リング式バインダー ① リング式バインダー ①

バインダーは手触り重視で、
紙製にしました。


ここからが本篇です。
腹診において心下痞を調べていて
引っ掛かったことを綴っております。


心下痞の所見が現れるものとして、
大柴胡湯証があり、
少陽半表半裏の偏裏、また少陽の邪熱が陽明に内逆する門戸として心下が挙げられ、
そちらに風寒の邪が化熱して塞ぐことが原因となる。

半表半裏の少陽を基準として裏となる陽明に伝変することを考えると、
「偏裏」という表現は納得がいく。

仮に小柴胡湯と大柴胡湯の鑑別を腹證に求めた時に、

大柴胡湯 : 腹少しく実満して心下硬せず、痞するばかりなり
小柴胡湯 : 心下痞硬ありて実満なし
『腹證奇覧 全』 医道の日本社より

とあるが、
陽明病に伝変し
胃中に邪熱が結実した大柴胡湯であれば、
舌苔黄、便秘などの所見もあわせてみていく必要がある。


参考文献:
『腹證奇覧 全』 医道の日本社

『傷寒論を読もう』   東洋学術出版社

『増補 傷寒論真髄』  績文堂

『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

新川

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