<相談会の開催お知らせ>
学生さんや鍼灸師を目指す方、
お待ちしてます!!!
【対象者】学生、この業界を目指す方
(※免許を取得し鍼灸師になった方は今回はご遠慮頂いております)
【日時】2017/03/12(日) 15:00~18:00
【費用】一人3,000円
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
https://www.1sshindo.com/blog/zenith13539/
痰飲(かすはき)
夫れ痰は湿に属す、津液の化する所なり、痰の煩いたること、
喘をなし、咳をなし嘔をなし、あるひは噌雑、怔忡、驚怖し、
寒熱し、痛み腫れ、痞、寒壅盛に四肢不仁し、口眼瞤動き、
眉稜、耳輪いたみ、かゆく、膈脇の間声あり、あるひは背心一点、
氷のごとく冷へ、肩項いたみ、咽にねばり付て、吐ども出ず、
呑ども下らず、みな胃虚して肺を摂することあたわず、
あるひは四気七傷に犯され、気塞がり、痰聚りて然らしむ。
不容、承満、幽門、通谷、風門、膈兪、肝兪、中瀆、環跳、肺兪、三里。
咳嗽(しはぶきせきたぐる)
咳は声ありて痰なし、肺気やぶれて涼しからず。
嗽は痰ありて声なし、脾湿その痰を動するゆえなり。
あるひは、風寒湿熱の邪に感じ、
あるひは陰虚火動によって労咳をなし、
みずうかれて痰となり、みなよく咳嗽せしむ。
肺兪、肩井、少商、然谷、肝兪、期門、行間、廉泉、に灸すべし、
すべて不容、梁門、に針す。
肺咳は手太淵。脾咳は足太白。腎咳は足太谿。
多く眠るには三里。面赤く熱咳には支溝。
諸気(気の脉は沈なり)
経に曰く百病は気より生ず。
喜んで心を傷るときは、其気散じ、腎気乗ず。
怒って肝を傷るときは、其気のぼり、肺気乗ず。
憂えて肺を傷るときは、其気聚り、心気乗ず。
思うて脾を傷るときは、其気結れ、肝気乗ず。
畏れて腎を傷るときは、其気怯(つたな)く脾気乗ず。
暑き則は気泄れ、寒するときは気おさまる、
もし、恬憺、虚無、精神内に守れば、病何によってか生せむ。
灸=肺兪、神堂、膈兪、肝兪、三里。
針、承滿、梁門、に刺すべし。
〜鍼灸重宝記より
痰飲、咳嗽、諸気を抜粋〜