＜相談会の開催お知らせ＞
学生さんや鍼灸師を目指す方、
お待ちしてます！！！
【対象者】学生、この業界を目指す方
（※免許を取得し鍼灸師になった方は今回はご遠慮頂いております）
【日時】2017/03/12（日） 15:00～18:00
【費用】一人3,000円
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
https://www.1sshindo.com/blog/zenith13539/
「凡の事十分に
よからんことを求むれば、
わが心のわづらひとなりて楽なし。
禍も是よりおこる。
又人の我に十分よからんことを求めて、
人のたらざるをいかりとがむれば、
心のわづらひとなる。
又日用の飲食、衣服、器物、家居、
草木の品々も、皆美をこのむべからず。
いささかよければ事たりぬ。」
貝原 益軒『養生訓』より
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下野です。
今回は養生訓の記事になります。
では早速、
冒頭の文章を現代語訳にしてみますと、
「大抵の事は、あまり完璧にしようとすると
心の煩いとなり楽しみがなくなってしまい、
災いの原因ともなる。
また他人は自らに対して
十分良くしてくれると思っていると、
人の厚意に満足できず
怒ったり咎めたりし心の煩いとなる。
また、日用の飲食・服装・道具・住居・
庭や鉢植えの草木などの品々も
みな華美なものばかり好んではいけない。
すこし良いで事足りる。」
といった内容になります。
物事が完璧である事は理想ではありますが、
それを求めすぎると、
自らを追い込みすぎ、
また他人に対しても同じことを求め、
怒り、神経質になり過ぎて
その結果 心身を患ってしまうことを
説いています。
ただ現代においては、
ちょっとはストイックになった方が
良いとは思う場面もありますが、
ただ昔に比べて人様に対しては
非常になにか神経質になっている
気がするのは私だけでしょうか・・・
では。
<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
下野
