<相談会の開催お知らせ>
学生さんや鍼灸師を目指す方、
お待ちしてます!!!
【対象者】学生、この業界を目指す方
(※免許を取得し鍼灸師になった方は今回はご遠慮頂いております)
【日時】2017/03/12(日) 15:00~18:00
【費用】一人3,000円
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
https://www.1sshindo.com/blog/zenith13539/
こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。
今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百六十三章。
この章では、厥陰病で更に膿血が混じる場合の脈証について
詳しく述べております。
・下利、寸脉反浮數、尺中自濇者、必清膿血
厥陰病で下痢をしている時は沈遅である。
しかし寸口の部ば浮数を示すのは、
心包・陽の回復が強く逆に熱邪になり、
陰絡を傷つけるためなので、必ず膿血便が生じる。
また尺部は下焦の状況を反映するので渋脈を示すのである。
提要:
厥陰病で更に膿血が混じる場合の脈証について。
『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
下痢があり、寸部の脈はかえって浮数で、
尺部の脈が渋ならば、やがて必ず膿血便が出る。
参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』 績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
生薬イメージ画像:為沢 画
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢