<討論会・座談会の開催お知らせ>
学生さんや鍼灸師を目指す方、
お待ちしてます!!!
【対象者】学生、この業界を目指す方
(※免許を取得し鍼灸師になった方は今回はご遠慮頂いております)
【日時】2017/03/05(日) 15:00~18:00
【費用】一人3,000円
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
https://www.1sshindo.com/blog/zenith13539/
こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。
今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百六十一章。
この章では、虚寒下痢の予後を脈により詳しく述べております。
・下利、脉數、有微熱汗出、今自愈。設復緊爲未解。
寒性下痢で脈数をみる場合は、
陰病において陽脈をみるのであるから
陽気が内から外に達しようとしていることを示すので
「有微熱、汗出」をみる。
これは邪退・正復、表裏調和を意味するから病は自然に治る。
また反対に脈緊をみる場合は、
陰寒が更に甚だしくなったからで病はまだ治らない。
提要:
虚寒下痢の予後を脈により述べている。
『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
下利して、脈は数、軽微な発熱があって
汗が出ているなら、病はまもなく癒える。
しかし脈がまた緊にかわるなら下痢は改善しない。
参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』 績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
生薬イメージ画像:為沢 画
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢