【研修生募集】
鍼灸一本の技術で生きていける
鍼灸師を目指しませんか?
当院では、研修生を受け入れております。
(現在、一名。性別不問)
研修期間は一年で、
適正が認められればその後のステップも存在します。
詳細は、一鍼堂大阪本院へ:☎06-4861-0070
中寒(ひへにあたる)
寒は天地殺厲の気たり、虛する者これに中てらるるときは、
昏冒、口噤み、四肢僵直(ししすくなは)り、攣急、いたみ、
悪寒あるひは発熱、面赤く、汗あり、あるひは熱なく、頭痛なく、
手足冷、あるひは腹いたみ、吐瀉し、涎沫を吐、
あるひは戦慄して、面疼み、衣を引倦み、臥して、脉遅なり。
気海、関元に針灸し、或は腎兪、肝兪に灸す。
昏みて人を知らずは神関に灸。
痎瘧(おこり)
夏暑に感じ、即病まず、秋又湿風に傷られておこる、
初は、悪寒、発熱、頭痛して感冒のごとし、
但脉弦、手ふるひ、発る時分あるを異なりとす。
合谷、曲池、公孫、承満、大椎の、頭に針二三本して、
その針後に灸二十壮して奇効あり。又三椎の上もよし。
又いづれの瘧にも梁門に針して奇効あり。久しき瘧には、
承満梁門のあたりに、瘧母と云いて、塊りあるぞ、
是を針にて刺しくだきて効あり。
痢病(しぶりばら)
赤白ともに湿熱となして治すべし、古へに腸癖といひ、
滞下といふは、みな今の痢病なり。脈滑沈小はよし、
弦急は死す、もっぱら血を下し、屋の雨漏のごとく、
魚の脳髄の如くなるは、皆死す。
脾兪、関元、腎兪、復溜、長強、大腸兪、小腸兪、
中脘 、足三里、太谿、に灸すべし。おしなべて気海、
水分、天枢に、針して奇妙なり、いづれも五分づつ、
いくたびも刺すなり、ふかく刺すべからず。
〜鍼灸重宝記より
中寒、痎瘧、痢病を抜粋〜