【研修生募集】
鍼灸一本の技術で生きていける
鍼灸師を目指しませんか?
当院では、研修生を受け入れております。
(現在、一名。性別不問)
研修期間は一年で、
適正が認められればその後のステップも存在します。
詳細は、一鍼堂大阪本院へ:☎06-4861-0070
こんにちは、盧(る)です。
初詣で、人混みの中に鳩がいました。
えらく人に慣れたふてぶてしい野郎だな
とか思っておりましたが
よく見ると足を怪我していたようです。
見え方で気持ちがコロッと変わってしまいました。
今日は鍼灸について書かれた
昔の本の序文なのですが、
すごくいいなあと思ったので
ご紹介したいと思います。
この本の著者、柳谷素霊は
日本で当時、名医と言われた
鍼灸師です。
「鍼灸医術」は一本の鍼、一撮の艾による灸を人間に施して、
その健康維持、疾病治療を目的とする医術である………。
鍼灸というても、針金であり、温熱火傷に過ぎない、
これ以外に格別の道具立てや種や仕掛のあるわけではない。
それだから「鍼を刺して、痛くありませんか、折れませんか、
灸して熱くありませんか、痕がつきませんか、どうして、
病気に効くのでしょう?」
などと患者さんからハンコを押したような質問があるのは、
むしろ、当然なことなのだ。
考えてみればみるほど不思議なことだ、
針金を躰に刺して皮膚の上に火傷を病気が癒るなんて、
なんと不思議なことではないか。……
しかし、世の中には鍼灸ばかりが不思議なのではない、
不思議なことによって、
我々の身辺はとりまかれてさえいると思われる、
それなのに、
我々は不思議の念を起こさないのは考えないからである、
考えてみれば不思議なことが一杯である。……
「鍼灸治療」欧米人ならずとも、これは確かに不思議なものだ。
いざ、「鍼灸医術の門」を叩こうではないか、
叩けよ、さらば開かれんである。
『鍼灸医術の門』緒言より
一部抜粋