【研修生募集】
鍼灸一本の技術で生きていける
鍼灸師を目指しませんか?
当院では、研修生を受け入れております。
(現在、一名。性別不問)
研修期間は一年で、
適正が認められればその後のステップも存在します。
詳細は、一鍼堂大阪本院へ:☎06-4861-0070


「太古之人、
知生之暫来、知死之暫往。
故従心而動、不違自然。
所好当身之娯、非所去也。
故不為名所勧。
従性而游、不逆万物。
所好死後之非所取也。
故不為刑所及。
名誉先後、年命多少、非所量なり。」

列子『楊朱』より

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下野です。
今回が、私の本年最後の記事になりますので、
少し鍼灸関係から離れたないようです。

早速、冒頭文を簡単に訳すと
「昔の人は、
生は暫しの訪れであり、死は暫しの別れであると知っていた。
それゆえ、心のままに行動し、
自然の道にそむくことはしなかった。
自分の楽しみを捨て去らず、
名利にとらわれず、
あるがままに楽しみ、生活した。
また後世に名を残そうともせず、
それが故に刑に罰せられることもなかった。
名誉、寿命などさらさら気にしなかった。」
といった内容になります。

この冒頭文の前に、
「人は刑罰や褒賞、死後の栄誉、
人の顔色を気にして、
結局は人生を楽しめてないよ!」
といった事が書かれており、
最終的には
「短い人生を無駄にするなと」
と説かれています。

今は当時よりも長生きできますが、
心身ともに充実できているのでしょうか?
色々考えさせられますね。

では。

三宮
三宮

<参考文献>
『中国の思想[Ⅵ] 老子・列子』  徳間書店

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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