【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
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期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070
こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。
今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百五十章。
この章では、熱厥脉証を示している場合は清法が適することについて
詳しく述べています。
・傷寒脉滑而厥者、裏有熱、白虎湯主之
滑脉は脉気の往来が非常にスムーズな脈状で、
陽脉を為し、有熱を主る。
傷寒で脉滑を示し、四肢厥冷をみるのは、
熱邪が内伏して陽気が阻害され、
四肢末端まで至らせることができないからである。
原文の「裏有熱」は熱厥を指すので、
脈は沈緊を示すはずであるが、
まだ裏が燥実になっていなければ、
白虎湯で清透・伏熱すればよい。
白虎湯について
こちらを参照→【古医書】傷寒論: 弁陽明病脈証并治 二百十八章・二百十九章・二百二十章
提要:
熱厥脉証を示している場合は清法が適すること
『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
傷寒の病に罹り、脉が滑でしかも四肢が厥冷しているのは、
裏熱が激しいためこのようになるのであり、白虎湯で治療する。
知母六両 石膏一斤、砕く、布で包む 甘草二両、炙る 粳米六合
右の四味を、一斗の水で、米がとろとろになるまで煮て湯ができたら、
滓を除いて、一升を温服し、日に三回服用する。
参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』 績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
生薬イメージ画像:為沢 画
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢