【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
詳しくは本院まで。
期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070


 

(画像はネットからお借りしました)
(画像はネットからお借りしました)

こんにちは、大原です。

・机上で、小青竜湯についての知識を得たこと
・鼻炎(鼻水など)が続いていたこと

などの条件が揃ったことから、
市販の小青竜湯を購入し服用して、
方剤の効果を体感してみることにしました。

小青竜湯は、
水曜勉強会のブログにも掲載しているように
心下に水飲が停滞している場合の
あらゆる症状に効果があるとされています。

参考ブログ
水曜勉強会 その29
水曜勉強会 その30

そのため、市販の薬のパッケージに書いてある
鼻水や鼻炎の症状以外にも効果があるようです。

自分の場合は鼻水だけでなく
くしゃみや身体の重さなどの症状がありました。

服用後の感覚として、
鼻水が少し減り、やや喉の渇きがありました。
また、身体全体が少し熱を帯びたように感じました。
また、浮脈が治まりました。

さらに同日にもう一包を服用すると
鼻水はほぼ止まりました。効果があったということですね。
翌日、服用の影響か、
鼻をかんだ後に若干の鼻血が出ました。

丁度、傷寒論の別の条文に
「鼻血が出て癒える」という内容を知った直後でしたので
「おお、これかも!」と嬉しくなりました。

参考条文
(47条)
太陽病、脈浮緊、発熱、身無汗、自衄者愈。
(太陽病、脈浮緊で発熱し無汗の者で、鼻血を出す者は病が癒える。)

→この条文の1つ前の46条に麻黄湯についての記述があり、
本条は麻黄湯を服用した後の話ではないかとされていますが、
小青竜湯にも麻黄が含まれているので、
無関係ではないと思います。

ある方剤について勉強した直後に、
その内容の症状が現れると、その勉強した方剤と
すぐに結びつけたくなってしまいますね(笑)

ちなみに、その後、鼻炎の症状は治まっています。


参考文献:
『中医臨床のための方剤学』 東洋学術出版社
『中医臨床のための中薬学』 東洋学術出版社

『万病回春解説』 創元社
『基礎中医学』 燎原

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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