【カテゴリ】現在、鍼灸師になる為の学生である
【タイトル】 生活と勉強
【相談日】2016/10/14
【相談内容】以下に続く。
初めまして、大阪に住むT.Sともうします。
ネットで検索してこちらにたどり着きました。
もし良い意見があれば参考にさせていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします。
私は今グループ鍼灸整骨院で受付をしています。
受付業務以外に患者様に触れるとしたら、
鍼灸師や柔道整復師の先生方が治療に当たっており、
私は現在の院で、働くまでずっと飲食店のアルバイトでした。
なのでこの業界を知ろうと思って掛け持ちのアルバイトも
すべてを
そして仕事も覚え始め、
今の院は鍼灸師でも柔道整復師でもおなじように
体をほぐしてテー
生活面もこの仕事一つでは厳しすぎますし
親の仕送りがあって、
だから今年いっぱいはここで学べることもあるので学び、
でも、
東洋医学を学べる院でアルバイトをしてもよいのか?
今苦しくても飲食店アルバイトをしつつ
週1回でも東洋医学を学べ
どんな風に修行をすればよいのか?
どんな感じにすれば合理的なのか、
分からなくて相談させていただきました。
長文になってしまい申し訳ございませんが、
〜T.Sさんより〜
「一番の理想はSさんが目指している鍼灸師像に近い先生のもとで、
生活に困ることなく働けることだと思います。
このような理想通りの職場(治療院)を見つけることが一番と思いますが、
現実にはなかなか難しいとも思います。
ですので、その理想に近い環境を見つけることが第一歩かと思います。
Sさんのやりたいことができるような、
または目指せるような治療院を探して、
生活面で苦しいようでしたら、
その分は飲食店のアルバイトで補うというようなかたちが
良いのではないでしょうか?」
T.Sさん
内容、拝見させて頂きました。
業界を知るために飛び込んでみたものの、
あれ?これなんか違うんじゃないかという
違和感を感じられ、そこに対しての葛藤が出てきているとのことですね。
そのような心のもやもやを感じることは
今後現場で働く際に大切な感情だと思います。
自分の理想があるからこそ、現実とのギャップに悩むわけですから。
さて、その葛藤をどのように解消していくか。
日々の生活をこなしていくことは大事なことで、
あまりお金の心配ばかりしていると
気持ち的に大変ですし、しんどいです。
実際にその状態で何年も下積みをするのは限界があると思います。
最低限の生活を維持するために、飲食店のバイトをした上で、
たとえ週に一度でも、
御自分の理想とする鍼灸師のもとで
働くことは貴重な経験となりうると思います。
その短い時間から何を学ぶかは自分次第ですからね。
「どんなところで働けばやりたいことができるのか?」
まずは自分のやりたいことがなんなのか、
これをびしっと決めておくことです。
その上で友人、知人、学校の先生、つてはなんでもいいので、
片っ端から実際にこれはという方のもとへ実際に行ってみて下さい。
もちろん断られる事も多々あるかと思いますが、
御自分の将来がかかっていると思って取り組んでみてはいかがでしょうか。
相談内容を読ませて頂くと、
御自分の意志をもって行動されているように感じました。
これからも目標に向かって突き進んで下さい!
御相談内容、拝見しました。
鍼灸学校の卒業後の話ですよね。
①飲食店アルバイトをしつつ
東洋医学を学べる院でアルバイトをしてもよいのか?
→飲食店:鍼灸院=5:5
②飲食店アルバイトをしつつ
週1回でも東洋医学を学べるところでアルバイトをしたらよいのか?
→飲食店: 鍼灸院=9:1
くらいの比率の解釈で宜しかったでしょうか?
親の援助が継続するのであれば①ですかね。
手技や術を身につけるのであれば、
すぐにでも①に行きたいと思います。
環境を考えるのはとても大事なことです。
修業先の探し方などは
他の先生の意見と重複しそうなので割愛します。
親からの援助が期待できず、
現実的に生活のことを考えれば②でしょうか。
あと、私が強く言っておきたいのは
①でも②でも鍼灸に対する想いを
絶やさないことが大事なのかなと思います。
少し脱線しますが、
私の友人に、夢のために中高の基礎英語レベルで
アメリカに単身乗り込んだ人がいました。
何年か後に会った彼はとてもネイティブに英語を話せていました。
話を聞くと、向こうでは英語を話せないと
食っていけないから必死で勉強したみたいです。
英語で必死で会話している夢を何度も見た とも聞きました(笑)
(当然ですよね。勉強してから行けや という話ですが。若気の至りです。
ただ、勉強しなかったから現地のネイティブな英語を学べたというメリットもあったみたいです。)
でも、彼から学んだことは、
「必死でやらないと死んでしまう!」
というレベルで学んでいけば、
どんな状況であろうと
実用的な学問は身につくのではないのかなと。
なので、①でも②でも、今後 鍼灸一本で食べていくにしても
土台として考えて欲しいことは、常に24時間、365日、
寝ても覚めても鍼灸のことを考えて行動して欲しいんです。
もちろんバイト中も。
もしかしたら時代に合わない考え方かも知れませんが、
如何に”我”を捨てるか?がとても大事だと考えております。
“我”のせいで進まないこと多々ありますから(笑)
我を捨ててから得た知識や経験・思考が
オリジナリティーのある個性として
輝けば良いんではないかと思っております。
自分を大事にし過ぎないで、この世界に心血注いでみて下さい。
それだけの価値はあると私は信じてます。
思うがままに書きました。
乱筆乱文でワケ分からんかったらすみません。
頑張って下さい☆
「鍼灸でこれから生きていこうと言うのであれば、
やはり生活は苦しいでしょうが、
理想の先生の元で修行すればいいと思います。
もしアルバイトをするのであれば、
すれば良いと思いますし、
それも勉強だと思います。
何も鍼灸師だから、
鍼灸だけ勉強すれば良いってものでも無いと思いますので。
中には、
アルバイトをしてたら
修行の時間が短くなると考える方も
いるかもしれませんが、
別に免許を取ったから直ぐに治療しないといけない
という訳でもないですし、
一生 この世界で生きていく内の
たった10年、20年くらい
自分の師の元で修行するのは当たり前だと思います。」
「「鍼灸院で学ぶこと」
と、
「飲食店でアルバイト」
することを
二つ並列に並べられていることに
少し危なっかしいところがあるなと感じました。
飲食店でアルバイトするには、
情報誌やネットで探せば極端な話、
いつでも見つけることが出来ますが、
学ぼうという人に出会うということは、
探して見つかるものでもないので、
それを計画すること自体、あまり意味がないのだと思います。
出会いはナマモノです。
恋愛と似ているかも知れません。
数年後に恋人を見つけて、結婚と
スケジュール帳に書くようなものだと思いますよ。
今の話では。
この人だと、ピンと来た人には、
その時にきちんと触れておくということが
僕からのアドバイスです。
個人的な意見なので、捨てるなり、拾うなり、
ご自身で判断してみて下さい。」