【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
詳しくは本院まで。
期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070
こんにちは、盧です。
昔の東洋の鍼灸師や湯液家は
どんなことを考えて生きてたんだろう?
そんな思いつきで東洋医学の古典で
名著と言われる序文をご紹介したいと思います。
『傷寒雑病論』から
<意訳>
自分の思いと意見を言うと、「越人」と言う人が
虢という国に入ったとき、死にかけた人を生き返らせたり
斎の国の役人を一目見ただけで、その病気を見抜いたり
した話を聞くたびに私はそれらの話を聞いて
自分の才能のなさを嘆かなかったことなどない。
しかし不思議なことに、今の時代の者たちは
医薬に集中せず、怪しいことばかり探求し
人々を医療で救うことをせず
偉くなろうとしたり、金持ちになろうとしたり
自分の名や富のために一生懸命で
そのためなら命さえ落としかねないほどであるが
枝葉末節ばかり有難がり、
根本の大事なところをないがしろにしている。
外面は華やかであるが内面は痩せ衰えているようだ。
皮膚がないのにどこから毛が生えるというのだろう?
<原文>
「余毎覧越人入虢之診,望斉侯之色,未嘗不慨然嘆其才秀也。怪当今居世之士,
曾不留神医薬,精究方術,上以療君親之疾,下以救貧賤之厄,中以保身長全,
以養其生;但競逐栄勢,企踝権豪,孜孜汲汲,惟名利是務;
崇飾其末,忽棄其本,華其外而悴其内。皮之不存,毛将安附焉?」
少し言い過ぎなところあるんじゃない?
とか思ってしまいますがそれぐらい
熱心に医療に向き合っていた
からこその怒りと嘆きなのだろうなあ
と思いました。