【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
詳しくは本院まで。
期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070


「養生の道はたのむを戒しむ。
わが身のつよきをたのみ、
わかきをたのみ、
病の少いゆるをたのむ。
是皆わざはひの本也。
刃のときをたのんで、
かたき物をきれば、刃折る。
気のつよきをたのんで、
みだりに気をつかへば、気へる。
脾胃のつよきをたのんで、
飲食色欲を過さば、病となる。」

貝原 益軒『養生訓』より

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下野です。
今回は『養生訓』の記事になります。

早速本文の内容を訳してみますと
「養生の道は”あて”にしないことだ。
体が丈夫なことをあてにしたり、
若いことをあてにする、
病気が改善してきたことをあてにする。
これは災いの根本だ!
例え刀が鋭いのをあてに
堅い物を切ってしまうと、刀が折れてしまう。
気が充実していても、
みだりに気を使うと消耗する。
脾胃が強いことをあてにしても
飲食・色欲が過ぎれば病となるぞ!」
といったものになります。

一言で表すと
「過信をすんなよ!」と言ったところでしょうか。
たしかに調子が良くなったり、
病気が改善したときに、
ついつい羽目を外したり、
もう大丈夫だろうと油断をしてしまうことがあると思います。
患者さんの中にも、
ようやく5〜6割良くなってきたなって時に
仕事を頑張りすぎたり、
夜更かしをしてしまったり、
食べ過ぎたりetc.
体に負荷を掛けすぎてしまい、
改善が足踏み状態になってしまうことがあります。
(ただ、仕事等仕方ない場合もあります。)

波に乗ってきたときだからこそ
油断しないように気をつけないといけませんね。

幕末のビール
幕末のビール

と言いつつ、
僕自身もちょっと体調が良いからと
ビールを飲んでしまい、
案の定、少し崩してしまいました。
反省です。。。


<参考文献>
『養生訓』 貝原守一博士校訂本
『口語 養生訓』 日本評論社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

下野

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