【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
詳しくは本院まで。
期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070
どうも、新川です。
前回までの記事はこちらをご参照下さい。
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ一
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ二
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ三
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ四
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ五
前回の記事に書いたように変化しつづけるものが
陰陽の特徴といえますが、
それならどのように陰陽が変化するのか、
その傾向を知る事が
人間の身体の変化、変調にも対応することが出来ると考えます。
抽象的な話が続いたので
そろそろ具体的な話に入りましょう。
ここからは
汗について、
陰陽の働きを考察してみたいと思います。
【汗】
心の液ともいわれ、
陽気が津液を蒸化し、それが体表から出たものを指す。
丹渓心法(著:朱震亨)によると、
「自汗は気虚、血虚、湿、陽虚、痰に属す。
自汗の証、心腎倶虚によらずしてこれを得るものいまだ有らず。
ゆえに陰虚すれば陽は必ず港り、
熱を発して自汗し、陽虚すれば陰は必ず乗じ、厥を発して自汗す。
ゆえに陰陽の偏勝の致すところなり。」
続く
<参考文献>
『中国宗教思想 1』
『中国宗教思想 2』 岩波書店
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『易経 上』
『易経 下』 岩波文庫
『易』 朝日新聞出版
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版
『淮南子』 中医古典新書
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
新川