前回までの記事はこちらをご参照下さい。
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ一
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ二
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ三
【東洋思想】陰陽を考える 其ノ四


前回の記事の淮南子からの抜粋にもあるように、

澄んで軽いものは昇って天(陽)となり、濁って重いものは地(陰)となる。

ここで注目したい点として、
陰陽はそれぞれに独立した存在ではなく、
元々はひとつのものから派生したものであって、
お互いが関係し依存し合っている。
そのため、それぞれの存在や作用を別個で考えるよりも
どのように影響しあっているかが重要となる。

ただし凸凹を組み合わせるような単純なものではなく、
陰陽は
常に留まらず変化していることが、
これらの概念の奥深さを生み出しているように思われる。

続く


<参考文献>
『中国宗教思想 1』
『中国宗教思想 2』 岩波書店
『鍼灸医学事典』 医道の日本社
『易経 上』
『易経 下』 岩波文庫
『易』 朝日新聞出版
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版
『淮南子』 中医古典新書

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

新川


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