【週2日程度の研修生募集中】
週に2日程度(各半日)の研修生を募集しております。
学生であれば、業界の相談や
当院蔵書の閲覧、及び基礎中医学の修得を目指し、
適正があれば修行生や内弟子として
上を目指すことも可能です。
詳しくは本院まで。
期間:6ヶ月(相談により更新の余地あり)
募集二名、面接あり。
一鍼堂大阪本院:☎06-4861-0070
こんにちは、為沢です。
張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。
今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百四十二章。
厥多で発熱する場合、病は進行することについて
詳しく述べております。
・傷寒厥四日、熱反三日、復厥五日、其病爲進
傷寒にかかり、4日間厥冷して3日間発熱し、また5日間厥冷した。
このように発熱の日数が短く、厥冷の日数が長ければ病はさらに進行する。
・寒多熱少、陽気退、故爲進也
これは陽気が衰えて陰気が勝るためである。
提要:
厥多で発熱する場合、病は進行すること
『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
傷寒を病んで四日間四肢が逆冷し、
これに反してその後の発熱は三日間だけ、
そしてまた五日間の四肢逆冷があるなら、
病状は進行を続けていると判断される。
厥冷の日数が多く発熱の日数が少ないのは、
陽気が衰退し続けているからで、
それで疾病は依然として進行していると判断されるのだ。
参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』 績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
生薬イメージ画像:為沢 画
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢