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張仲景の古医書『傷寒論』の解説です。
今回の傷寒論は弁厥陰病脈証并治 三百四十章。
この章では、臍下膀胱が冷えて厥証となった場合について
詳しく述べております。
尚、生薬の絵がネタ切れ気味の為(笑)
今回より少し仕様を変えてお送りします。
・病者手足厥冷、言我不結胸、小腹滿、
按之痛者、此冷結在膀胱關元也
手足は厥冷しているが、その他の熱症状はないので、
「結胸症はないと病人本人が言う」
このことから、病は上焦になく、下焦にあるのがわかる。
臍下は膀胱関元の小腹を指す。
そして裏寒がこの部に強く凝集しているので
「小腹満、按之痛」が出現している。
厥陰経は陰部より小腹に入る。
関元穴は足の三陰経と任脈の会するところであるから、
この部に寒が凝集すれば、必ず元陽を化して、
真火を昇らせることができず、四肢厥冷をみる。
これは寒疝症瘕と同類で、寒厥の一種である。
提要:
臍下膀胱が冷えて厥証となった場合について
『現代語訳 宋本傷寒論』訳を使用:
患者は手足厥冷しているが、結胸の症状はなく、
ただ小腹の膨満があるだけで、ここを押さえて痛むのは、
寒邪が膀胱の関元の所に凝結しているからだ。
参考文献:
『現代語訳 宋本傷寒論』
『中国傷寒論解説』
『傷寒論を読もう』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版社
『傷寒論演習』
『傷寒論鍼灸配穴選注』 緑書房
『増補 傷寒論真髄』 績文堂
『中医臨床家のための中薬学』
『中医臨床家のための方剤学』 医歯薬出版株式会社
生薬イメージ画像:為沢 画
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
為沢