こんにちは、新川です。
数日前、
『パリから東京まで2時間半? 超音速旅客機のコンセプト披露』
→http://www.cnn.co.jp/showbiz/30003140.html
という記事が報道されていました。
実現すれば、日帰りでパリ旅行も夢じゃないです!!
記事の続きを聞いていると、
「実用化には30─40年はかかる」らしいです(涙)
自分が生きている間に、
こんな夢のようなことが起きているかもしれない
と考えると、それだけで楽しみが増えますね。
さて、今回は
五臓別論篇についてです。
今回は、五臓別論篇について綴って参ります。
本来ならここにまとめてある以上の内容がありますが、
なるべく分かりやすくするため、
一部を抜粋して表現させて頂いております
【五臓別論篇 第十一】
黄帝が問う。
「私が方術を理解している人に会って聞いた話しでは、
臓腑の解釈に相違がある。〜
しかし、いま一つ彼らの道理がはっきりしていない。
どの説が正しいのかお教え願いたい。」
岐伯が答える。
「脳、髄、骨、脈、胆、女子胞、この六者は地気を受けて生じたものであり、
いずれも陰精を貯蔵することができます。
これらの作用は大地が万物を蔵し、
そして変化させている様子にたとえることができます。
ですから、これらの全体的な働きは、
『蔵めて出さない』ものであるので、
『奇恒の府』と名付けられています。
胃、大腸、小腸、三焦、膀胱、この五者は天気を受けて生じたものです。
これらの作用は天空が休みなく動いている様子にたとえることができます。
ですから、『出して蔵めない』ものであり、
これらは五蔵の濁気を受納するので、
『伝化の府』と名づけられています。
つまり、これらが水穀の濁気を受け取った後は、
それを長い間とどめておくことができず、
必ず一定の時間内に、その精華を五蔵に輸送して、
糟粕を体外に排出させなくてはならないからです。
肛門もまた五蔵のために糟粕を排泄する役目を行うものであり、
水穀の糟粕が長い間、体内にとどまることのないようにするものです」
「いわゆる五蔵というものは、精気を貯蔵して出しません。
そこで常に精気が充満しており、
腸胃のように水穀が充実していることはありません。
一方、六府は、食物を消化し吸収して伝送するものであり、
貯蔵することはしません。
そこで六腑には、常に水穀が充実しているのですが、
反対に精気は充満していません。
この道理は、水穀が口から入ったあと、
胃は実するが腸は空虚であり、
食物が下へ送られる段階になると、
腸は実するが胃は空虚になるという理由にもとづいています。
そこで、
六府は『充実して充満しないもの』、
五蔵は 『充満して充実しないもの』といわれます。
黄帝がいう。
「気口の脈を単独に診察するだけで、
五蔵の変化を知ることができるのはなぜであろうか。」
☆気口
両手の橈骨内側の橈骨動脈の脈を診る部位。
『類経』(張景岳)の説によると、
「気口には三種類の意味がある。
①〔その部位は〕手の太陰肺経の脈であり、
肺は気を主り、気の盛衰がこの部位に現われるので、
『気口』という。
②肺は百脈に朝見し、脈の大きな集合がこの部位に聚まるので、
『脈口』という。
③脈は太淵に出て、その長さが一寸九分であるので、
『寸口』という。
岐伯がいう。
「胃は水穀の海であり、六腑の源泉となっています。
飲食物は口から入り、全て胃に貯留し、
脾による輸化の働きによって五臓の気を滋養しています。
脾は太陰経であり、津液を輸布する働きを主ります。
気口もまた太陰経であり、さまざまな脈に朝見することを主ります。
こうしたわけで、五臓六腑の気と味は、
いずれも胃に源をもって気口に反映するのです。
同時に、五気は鼻より入り、心肺に貯蔵されます。
そこで、心肺が病むと、鼻をそのつど通らなくなります。
いったい疾病を医術によって治療するには、必ず病人の大便小便の状況をたずねてはっきりさせ、
脈象を詳細に弁別し、病人の精神状態を観察して外に現れているその他の症状に及ぶべきです。
もし、ある病人が迷って鬼神を信じていると、そのひとは同時に医学理論を信じることはできないでしょう。
ある病人が鍼石による治療を受け入れることを願わないようですと、
そのひと鍼石による治療効果が極めて速いものであることをも信じられなくなりましょう。
ある病人が病んでいるにもかかわらず医学的処置を求める気持がないようですと、
病気は好転することなどありますまい。
無理強いして治療させるとしても、期待される効能効果を得ることはできないでしょう。
黄帝問曰。余聞。方士、或以脳髄為蔵、或以腸胃為蔵、或以為府。
敢問更相反、皆自謂是。不知其道。願聞其説。
岐伯対曰、脳、髄、骨、脈、胆、女子胞。此六者、地気之所生也。皆蔵於陰而象於地。故蔵而不写。名曰奇恒之府。
夫胃、大腸、小腸、三焦、膀胱、此五者、天気之所生也。其気象天。故写而不蔵。此受五蔵濁気。名曰伝化之府。
此不能久留、輸写者也。魄門亦為五蔵使。水穀不得久蔵。
所謂五蔵者、蔵精気而不写也。故満而不能実。六府者、伝化物而不蔵。故実而不能満也。所以然者、水穀入口、則胃実而腸虚。
食下、則腸実而胃虚。故曰実而不満。満而不実也。
帝曰、気口何以独為五蔵主。
岐伯曰、胃者、水穀之海、六府之大源也。五味入口、蔵於胃、以養五蔵気。
気口亦太陰也。是以五蔵六府之気味、皆出於胃、変見於気口。
故五気入鼻、蔵於心肺。心肺有病、而鼻為之不利也。凡治病必察其下、適其脈、観其志意与其病也。拘於鬼神者、不可与言至徳。
悪於鍼石者、不可与言至巧。病不許治者、病必不治。治之無功矣。
参考文献:
『黄帝内経素問 上巻—現代語訳』
『中医基本用語辞典』 東洋学術出版
『臓腑経絡学』 アルテミシア
新川先生 今日も 治療をしていただいてありがとうございました。
3~4で安定していたので 実はかなり落ち込んでいました。
今でも多少は。
痛いのがかないません。(自分のせいですが)
7年前までは 6人家族のことを 一人でこなしていたので しんどくてもつらくても
一日の終わりに この手を見て 感謝していました。
それが 思うようにならないなんて、 と 愚痴ってしまいました。
お疲れのところ すみません。
また、気を持ち直して 火曜日に伺います。
沖田さま
コメントありがとうございます。
多少のつまずきもあるかと思いますが、
また自由に、御体の事を気にせずに
活動出来るよう御体を調えていきましょう!
火曜に診させて頂き、
状態が落ち着いていらっしゃったので
一安心しております。
確実に 一歩ずつでも 前へ、前へ
新川