この傷寒論のシリーズは、
当院の修行生によって毎週、水曜日の早朝に開かれる、
自主的な勉強会におけるメモ・備忘録となります。
古典の専門家によるものではなく、
一から学ぶ者の新鮮な目線を共有出来れば幸いに思います。


太陽病上篇より

7/13(水)

板書

23条(桂枝麻黄各半湯)

23条の、条文全体の構成について議論を行う。

前段の「瘧」(ぎゃく)とは、おこりともいい、
先人は定期性の発作やふるえ等を
主な症状とするものを称した。

「熱が多く寒が少なく、嘔せず、清便がある」場合、
さらに、脈が微寒であれば自ら癒え、
そうでない場合は「この治法を用いる」など
3パターンの内容が記されている。

その中の2つ目のパターンの
「陰陽俱に虚す場合」は具体的な治法が述べられていない。
これはおそらく少陽病などこの後の項目に
治法の記載があるのだろう。
来週、続きを行う。

参加者:下野、新川、本多、大原、小堀


<原文>
23条
太陽病.得之八九日.如瘧状發熱惡寒.熱多寒少.其人不嘔.清便欲自可.一日二三度發.
脉微緩者.爲欲愈也.
脉微而惡寒者.此陰陽倶虚.不可更發汗更下更吐也.
面色反有熱色者.未欲解也.以其不能得小汗出.身必痒.宜桂枝麻黄各半湯.

 

 

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here