ギターの弾き方で
「CDEFGAB」というコードがあります。
これらのコードを
半音上げたり下げたり、重ねたりすることで
明るい、暗い、暗さの中にある明るさ、清々しさ、絶望感など
様々な印象を与えることが出来、
さらにそれらのコードを組み合わせること(いわゆるコード進行)で、
曲調が構成されていったり、
それに合わせて歌詞の内容にも影響が出てくるそうです。
五臓六腑の気も、
それぞれに構成する要素が異なっており、
上記の音色のように感情(表情)があると考えました。
【例】
五行学説
五志：怒(肝)・喜(心)・思(脾)・悲(肺)・恐(腎)
仮に朝の勉強会のテーマである肺であれば「悲」となります。
悲という感情に関連するのが肺だというのが定説ですが、
これが肺気の性質の特徴を現していると仮定した上で
「悲」という字から連想するイメージを挙げてみました。
・しとしと
・かなしい
・情け深い(仏教においての解釈)
・恵み(仏教においての解釈)
・もろい
など
今の勉強会で出てきたイメージとして
「神経質」「宮中の高貴な人」などがありましたが、
上記のイメージと重ね合わせていくと、
ウエット、公共性、与える側、繊細などの印象が浮かんできました。
五志の配当をそのまま記憶するのではなく、
一つの仮説をたて、アイデアを膨らます方が、
より治療の際に奥行きをもって処置することにつながるのではないでしょうか。
新川
