【勉強生募集】
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◉低温期
陰盛の時期となり、肝腎と気血を補益することで
卵胞の発育が促進されるようにする。
・代表方剤:六味地黄丸
低温期のみで体温が上昇しないのは、無排卵が考えられる。
低温期に陰血をしっかり補うことが重要である。
陰血不足で陰陽転化できず、低温期が長引けば
高温期に移行しにくくなる。
◉排卵期
排卵前後の3日~5日を排卵期と考える。
低温期から高温期へ以降する時期で、
3日以内だとよいとされる。
活血化瘀で排卵を活発化させ、
高温期への転化をスムーズにする。
・代表方剤:桂枝茯苓丸・加味逍遥散
◉高温期・黄体期
低温期との差が0.3℃以上あり、
10日以上(正常は14日)一定以上下がらずに続く。
陽盛の時期と考え、肝腎(特に陽気)と気血を補い
しっかりと体温を上げることが重要。
・代表方剤:八味地黄丸・海馬補腎丸
陽気不足で、高温期が短かければ
西洋医学では黄体機能不全が考えられる。
ホルモンが急激に低下することで
子宮内膜が血行障害を起こし、壊死し剥脱する。(消退出血)
また低温期との差がありすぎ、高温期が高いのは
陰血不足から相対的に陽気が亢進しているものと考えられる。
◉月経期
血液がしっかりと排泄されることが重要。
そのため、活血化瘀することで、低温期に子宮内膜の増殖と
卵子の発育がスムーズになる。
排卵期同様、桂枝茯苓丸・加味逍遥散が代表方剤となる。
温経湯・補中益気湯・婦宝当帰膠・十全大補湯・当帰芍薬散など
調気血剤を全周期に併用する。
月経の状態とあわせて基礎体温もみていくことで
より体の状態がイメージしやすくなると感じました。
また、一周期に限らず長期的にみれたほうが
どの季節に負担がでやすいか、
変化なども捉えやすいのではと思いました。