この傷寒論のシリーズは、
当院の修行生によって毎週、水曜日の早朝に開かれる、
自主的な勉強会におけるメモ・備忘録となります。
古典の専門家によるものではなく、
一から学ぶ者の新鮮な目線を共有出来れば幸いに思います。


太陽病上篇にて

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・第6章の「脉 陰陽 俱(とも)に浮」とは?
→①寸関尺がすべて浮?
 ②軽く按じた場合と、重按した場合のどちらも浮?
→①②どちらの解釈が正しいのか?
解説本では、「脈が全体的に浮いている」という解釈でまとめられていることが多く、
本によっては①②どちらかの立場もある。
ちなみに第3章では似たような表現として、
傷寒の場合「脉陰陽俱に緊」とある。

参加者:下野、新川、本多、大原


<原文>
第三章
太陽病、或已発熱、或未発熱、必悪寒、体痛、嘔逆、脈陰陽倶緊者、名曰傷寒。

第四章
傷寒一日、太陽受之、脈若静者、為不伝、頗欲吐、若躁煩、脈数急者、為伝也。

第五章
傷寒二三日、陽明少陽証不見者、為不伝。

第六章
太陽病、発熱而渇、不悪寒者、為温病。
若発汗已、身灼熱者、名曰風温。
風温為病、脈陰陽倶浮、自汗出、身重、多眠睡、鼻息必鼾、語言出難。
若被下者、小便不利、直視失溲。
若被火者、微乃発黄色、劇則如驚癇、時瘈瘲。
若火薫之、一逆尚引日、再逆促命期。

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