「禅師の言葉、
『須く尋言逐語(じんげんちくご)の解行を休むべし。
須く回光返照(えこうへんしょう)の退歩を学ぶべし。』
について、
尋言逐語の解行とは、
他人の言葉や理論、思想を追いかけて、
それにしたがって物事を考え、理解していくこと。
回光返照の退歩とは、
上のような考え方から一歩退いて、
意識を言葉や理論から、
自らの心のなかに起こる出来事にめぐらし、
それを照らし出し、照らし出されたものとは何なのかと
自らが直接自らのなかで出来事を観察していく、そのような生き方。
個々皆、自らが創り出す必要があると感じました。」