「基本書を読んで耳鳴りについて確認したことです。
耳鳴りは、
基本的には腎と関連深い症状とされていますが、
腎水が心火を潤せなくなったため、
その心火による陽実が耳鳴りの直接的な原因であるとする
記述がありました。
では、その熱はどこからくるのか?
方剤学に関する書籍の中の
「大柴胡湯」についての記述で、
「心は少陽の偏裏にある」とあり、
「偏裏」の意味はよくわかりませんでしたが
少陽の熱が心下へ衝き上げ鬱熱が
蓄積されるということではないかと思いました。
そうすることで
耳鳴りの原因となる可能性もあると思いました。
また、気管支炎がきっかけで
耳鳴りが発症した方もいらっしゃいました。
腎気の虚の反応もみられましたが、
肺兪など肺の変調の大きな反応もみられました。
ある本で「肺の絡脈が耳に通じている」という記述を読み、
腎気の弱りが基本的にはあり、
それ以外が耳鳴りの要因となることを
確認しました。」