どうも、新川です。
日本経済新聞社から発行されている
棟方志功さんの『わだばゴッホになる』からの一節。
「・・わたくしは五十年も板画をやっていますが、
摺るのが大切です。
黒々に摺ればいいというものではない。
印刷ではないのだから。
人間の魂が紙に乗り移らなければ、摺るとはいえないのです。」
「板画は呼吸しているのだから、
墨の密度の中に息づきがないとだめなのです。」
「妙(白)と黛(黒)の呼吸なのです。
わたくしはそれを板画の命伏(いのちぶせ)と言っています。・・」
志功さんの板画の躍動感って
こういうことだったのかと
妙に納得がいく文章でした。