めぐるめぐるめぐる
我々がその記憶を忘れようとも
その螺旋になにを思い、なにを行ったかの
ひとつひとつは漏らさず刻印され続ける。
生死を超えても、それは繋がり続けるものであるし、
我々の鍼の一振りには、その記憶がすべて写る。
今、学び
今、行っているわけではなく
すべて因果となって導かれる。
ごまかしなど全く効かない。
方便など通用しない。
古くからの関係性も続く、
役者は揃った。
嘘偽りなく精進し続けるしかない。
侮れば梯子は降ろされ遠回りを課せられるのみ。
因果を知り、
今、鍼をひろき天にかざす。
明日行うことも過去に何があったのかも
恬淡としてそこに写っているではないか。
同時に鍼をさせられる人生だと
強く思い出させられる。
そのことに命いっぱいの感謝を表したい。
   
   木木

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