北野
「『奇経八脈詳解』について学びました。
井・榮・兪・経・合について
◎概念
『内経』の治療穴とし、
気血の流れの早さと気血の量をしめしていると考える。
●川の流れに譬えていて川幅の狭い渓流から
だんだん太く緩やかになってやがて大海に流れていく。
●井穴、榮穴に比べ合穴の方が
はるかに気血が多く気の出し入れが自在にできる。
●井、榮は熱をもらし、
経、合は冷えを取って温める方に作用し、
両面を兼ねているのが兪穴。
原穴をそこにおいている。
●体幹が内、四肢が外で
「外をもって内を治す」
という考え方が基本にある。
●古代の人達が経絡が入り交じる体幹を
使うのではなく四肢末端を使う理由として、
体幹部に比べ安全だという事と、
経絡の流れやツボの効果、
臓腑への働きがはっきりわかるように
確認していたのではないかと考える。」
最近、切経の勉強会をしていただいており
要穴を学ぶ上で興味深い内容でした。