「ある庭職人の親方が若い人を雇う時に、
必ず見るポイントがあるそうで、
その方法は、
「大人数のご飯を作る」ことだそうです。
親方曰く、
「その時の動きや段取りをみていたら、
仕事できる人かどうかはすぐ分かる」とのこと。
なるほどと思い、
早速家で料理を作ってみました。
といってもパスタですが・・
一人分なのでもう少し難易度を高めるため、
同時にお茶を沸かしました。
①パスタを茹でる
②お茶が沸騰しないようたまに監視
③パスタの具材を切って調理する
これらの作業を同時進行で進めます。
気がついたら菜箸が迷子になったり、
用意しておくべきの具材が冷蔵庫に入ったままだったり、
お茶が吹きこぼれそうになったり、
まな板周りがぐずぐずになったりと
わずか30分ほどですが正直苦戦しました。
今回やってみて思ったことは、
段取りもそうですが、
いかに周りがみれるかという視野が必要だと感じました。
特に緊張度が強い包丁を使ったりすると顕著です。
あと、調理をすることは時間との戦いです。
この流れを感じながら作業することは鍼の現場との共通点かと思います。」