「患者さんへしばらく置鍼した後、
抜鍼しに治療室へ入ったときに、
患者さんの顔色が明らかに良くなったように見えました。
普段は気付かないような、
意識しないと分からないような
微細な変化だと思うのですが、
このときは部屋に入った瞬間に
そのように感じました。
具体的には、
顔全体に潤いが出て、
肌の色がやや明るくなったように見えました。
目の錯覚かも知れませんが、
直感的にうまくいったように感じ、そのまま
治療を終えました。
その後、受付で、治療後に
身体が温かくなったとお伺いしました。
これが目の錯覚だったのか、
それとも当事者意識をもって
事に当たっていたために
そのように感じることができたのかは分かりませんが、
別段、「望診をしなければ!」という
意気込むような意識をもたなくても、
顔色の微妙な変化を感じ取れるのだと思いました。」