およそ針灸医の道を勤る人は
大酒と色欲をたしなみ、
貧り妬み、にくむ心を生ずべからず、
慈仁の心を存し利欲をわすれ博く施して
衆人を済ふべし。

本郷 正豊『鍼灸重宝記』より


新年おめでとうございます。
下野です。
年始めの記事は、
昨年は『養生訓』(こちら→【養生訓】いつも適量を食べること。)より抜粋しましたが、
今回は『鍼灸重宝記』の四知之論よりです。

四知之論は
望聞問切について書かれているのですが、
冒頭の文は四知之論の最後に
鍼師に向けられた言葉です。
年始めの「書き初め」ではないですが、
私はいつもこの文を
ノートに書くことからスタートしております。

本年も良い仕事が出来るよう
精進して参りますので、
皆様宜しくお願いします。

下野


<参考文献>
『解説 鍼灸重宝記』 医道の日本社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

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