大原 / 顔
大原

「今までの(一鍼堂内での)勉強会で
テーマの一つにありました
『放射線』について、
自分の中でモヤモヤしたスッキリしない
内容があり、再度復習しました。
なぜ内部被曝は人体に悪影響を及ぼすのか、
放射線に関する現代の原子物理学の
総まとめのような本を最近読み、
今のところ科学的に分かっていること、
まだまだ未知数なところが
少し理解できました。

簡単に述べますと、
各放射線(α線、β線、γ線、X線)は、
元の元素の原子核の中では
核力という強い引力で引き寄せられていますが、
それが元の元素から放出されるときに
核力が運動エネルギーに置き換わるそうです。

そのため、
この大きな運動エネルギーをもつ各線種が、
その強いエネルギーによって
体内で体細胞を電離的に分離してしまう
(細胞を破壊してしまう)そうで
これが内部被曝といわれています。

現代医学では、白血病は原因不明とされていますが、
骨髄などに放射線が蓄積してしまうことによって
骨髄での血液の産生がうまくいかなくなる
ことが一因ではないかという見方もあるようです。
(その他には、原因として、
ベンゼンやトルエンといった
化学物質なども関係しているといわれています。)

ですが、最近勉強した千島学説を参考にすると、
体内の体細胞のもととなる赤血球(※)に
各放射線種が影響を及ぼして、赤血球が
体細胞に正常に分化しなくなると
考察できるのではないでしょうか。

※補足:現代科学では、DNAは細胞分裂の際の
新しい細胞の設計図が描かれているとされ、
放射線などの影響によってDNAが損傷されることで
細胞分裂がうまくいかず、
あらゆる症状が発生するとされています。

千島学説は、
赤血球が身体のあらゆる細胞に分化するという説や、
赤血球の産生は骨髄ではなく内臓(小腸)で
行われるという説があり、現代科学の見解と異なります。
その中で、
赤血球がDNAの先駆的要素をもつという仮説があります。
(書籍『血液と健康の知恵』のP.307より)」

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