宮村です。
今回は最初に本を一冊御紹介させて頂きます。
森見登美彦先生の作品の『ペンギンハイウェイ』(出版:角川書店)
このお話は少年が冒険するお話しです。
みなさんはどんな冒険をしていましたか?
私は森をうろついたり、
無駄に深い穴を掘ったりして
ニコニコしていた覚えがあります。
子供の頃は?(疑問符)がいっぱいあって
そこから自分で考えて、試して、発見して
ほんとに何でもないことに感動していたと思います。
年を取るごとにこずるくなって
物知り顔をしている自分が恥ずかしくなる時があります。
本質は一つも変わってないんですけどね(ーー;)
あの頃の瑞々しさが懐かしくなります。
少年の視点で語られるこの話を読んで
少しでもあの頃に戻れたらなと思う
今日この頃です。(。。)
では次に臓腑弁証の二臓同病病機
心肺陰虚について勉強した内容を書いていきます。
心肺陰虚
肺は津液の散布を担当し、
心は血液の循環を担当しています。
血は脾胃によって水穀の精微より
化生した営気と津液を基礎にするため
肺の働きは心の働きとも密接な関係があり
互いに助け合っています。
そのためもともと陰虚の体質であったり、
老化のために津血が現象したり、
熱病のために陰液が消耗されたり、
肺が乾燥して津液が損傷されたり、
肺が熱して陰虚になったりすれば、
津液の消耗から血を化生できなくなり、
その状態が持続すれば心肺陰虚の病変が発生する。
そして心陰が虚せば心が栄養を得られないため
精神不安・動悸・煩躁・不眠などの症状が現れる。
また肺陰が損傷すれば、散布するべき津がなくなり
気は宣降機能を失うので、
口・舌が乾燥し、息切れがし気逆をおこします。
参考文献:
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』 東洋学術出版
『中医病因病機学』 東洋学術出版
『ペンギンハイウェイ』 角川書店
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村