下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


小堀です。
今日は、骨度篇を学んでいきます。

ここでは人体の骨格の寸法が具体的に述べられており、
これを基準に経脈の長さを定めるとある。
また、骨格の長短が臓器の大きさに関連すると書かれている。

成人身長:七尺五寸

頭蓋骨周囲:二尺八寸
前額髪際から下顎尖端:一尺
胸囲:四尺五寸
腰囲:四尺二寸
項部髪際から下顎:二尺二寸
外喉頭結節から天突穴:四寸
天突穴から剣状突起下端:九寸
(九寸以上であれば肺が大きく、それ以下であれば肺は小さい)
剣状突起下端から臍:八寸
(八寸以上であれば胃が大きく、それ以下であれば胃は小さい)
臍から恥骨:六寸半
(六寸半以上であれば回腸が広くて長く、それ以下であれば回腸は狭く短い)
恥骨の幅:六寸半
恥骨上縁から大腿骨内側上顆:三寸半

脛骨内側顆から内踝:一尺三寸
内踝から足底:三寸
膝窩から足背部:一尺六寸
足背部から足底:三寸

大転子から膝蓋骨中央:一尺九寸
膝から外踝:一尺六寸
外踝から第五中足骨突起部(京骨穴):三寸
足指先から踵:一尺二寸
足の幅:四寸半

肩峰から肘関節:一尺七寸
肘から手関節:一尺二寸半
手関節から中指:四寸
中指本節から中指先端:四寸半

黄帝問于伯高曰、脉度言經脉之長短、何以立之。
伯高曰、先度其骨節之大小、広狹、長短、而脉度定矣。
黄帝曰、願聞衆人之度。人長七尺五寸者、其骨節之大小、
長短各幾何。
伯高曰、頭之大骨囲二尺六寸、
胸囲四尺五寸、腰囲四尺二寸。
髮所覆者、顱至項尺二寸、髮以下至頤長一尺、君子終折。
結喉以下至缺盆中長四寸、缺盆以下至臼骬長九寸、
過則肺大、不満則肺小。臼骬以下至天樞長八寸、
過則胃大、不及則胃小。天枢以下至横骨長六寸半、
過則廻腸広長、不満則狹短。
横骨長六寸半、横骨上廉以下至内輔之上廉長一尺八寸、
内輔之上廉以下至下廉長三寸半、
内輔下廉下至内踝長一尺三寸、内踝以下至地長三寸。
膝膕以下至跗奥属長一尺六寸。
跗属以下至地長三寸。故骨圍大則大過、小則不及。

角以下至柱骨長一尺、行腋中不見者長四寸。
腋以下至季脇長一尺二寸、季脇以下至髀枢長六寸、
髀枢以下至膝中長一尺九寸、膝以下至外踝長一尺六寸、
外踝以下至京骨長三寸、京骨以下至地長一寸。

耳後当完骨者広九寸、耳前当耳門者広一尺三寸、
両顴之間相去七寸、両乳之間広九寸半、両髀之間広六寸半。
足長一尺二寸、広四寸半。
肩至肘長一尺七寸、肘至腕長一尺二寸半、
腕至中指本節長四寸、本節至其末長四寸半。
項髮以下至背骨長二寸半、膂骨以下至尾骶二十一節長三尺、
上節長一寸四分分之一、奇分在下、故上七節至于膂骨、
九寸八分分之七。此衆人骨之度也、所以立経脉之長短也。
是故視其経脉之在于身也、其見浮而堅、
其見明而大者、多血、細而沈者、多気也。


参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『経穴マップ』医歯薬出版株式会社
『図説東洋医学 経穴編』学習研究社

※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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