宮村
宮村

「患者さまで
はらまきを30年前から
ほぼ毎日つけているという方がおられ、
その方の体の形体について

お腹の望診から
肋骨の浮き上がりが強く、
左右にも広がり
京門、期門が尖っている様な
印象をうけました。
逆に臍の下は関元を中心に色抜けがあり
引きこもりの様な青白さを連想させました。

気滞が強く
その他の情報から
肝鬱気滞と診立て治療しています。
また下焦の弱りも診られるので
同時にそちらがどの様に動くかも確認しています。

はらまきは癖になって
ほとんど外すことはなく。
最初につけたきっかけは
冷え対策だった様な気がすると
本人もあまり覚えていない様子でした。
今は外してもお腹が冷えることはなく
具合が悪くなることはないと
聞いています。

最初は下焦を守るための目的で付けていたもですが
仕事やプライベートのストレスから肝鬱が強くなり
気滞、気逆が起こりやすくなれば
物理的に締め付け圧迫することで
逆にそれらを助長する原因になると考え
肝鬱の治療と同時にはらまきを控えてもらう様に
お願いしました。

ただ今まで無意識的に守ろうとしていた場所なので
守りを取り払うことで崩れる危険もあると考え
最初は徐々に時間を増やしていく様にして
調子が悪ければつけてもらって構わないと
お伝えしています。

今後、治療と共にはらまきを外すことで
どの様に変化するのかを追ってみます。」

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here