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【古医書】万病回春巻之一 万金一統の述:第十八
万病回春巻之一 万金一統の述の第十八回です。
未病
未病と養生法について書いています。
養生指導【適度な運動】
どうも下野です。
早いもので9月ですね。
学生時代は、1年が非常に長く感じましたが、
逆に今はとても早く感じます。
それだけ毎日が充実しているということでしょうか?
では今回は、養生指導について
お話し致します。
僕たち鍼師は、
治療で症状を治すのは勿論ですが、
病を早く治すため患者さんの食事、入浴、睡眠など
生活習慣を正して頂くよう指導することもあります。
今回はその中の運動についてです。
東洋医学では「気血」が滞ると病になる考え、
その滞りを鍼や灸で流れる様にしてあげます。
「気血」が流れ出すことで症状が良くなり、
同時に滞らなくなりますが、
人によっては再び滞ってしまう方がおられます。
そこで、そのような方には「運動しましょう」
とお伝えしております。
「運動」といっても激しい運動をする必要はなく、
散歩程度で十分です。
身体を動かすことで、滞っていた「気血」は動き出し、
早く症状を改善させることができます。
東洋医学の書籍にも
「適度な運動」と健康を保つ為の必要事項として
書かれており,
また以前にご紹介しました養生訓にも
「体は日々少しずつ動かすべきである。
(省略)
日々運動すれば、針や灸をしなくても、飲食や気血は
滞ることなく、病気にかからない。」
と書かれております。
ただ何でも運動してもらったら良いという
ことではありません。
中には運動することで症状を
悪化してしまう方もおられますからね。
そのあたりの見分けも重要となってきますので、
鍼灸師や鍼灸学生さんはよく勉強して下さい。
では。
下野
おすすめ書籍
はじめまして。
一鍼堂スタッフの下野です。
今回は、僕のおすすめ書籍を紹介していこうと思います。
記念すべき?第一回目は
『口語 養生訓』
貝原益軒・原著 松宮光伸・訳註 日本評論社
口語 養生訓(2000/08)貝原 益軒商品詳細を見る
江戸時代に84歳まで生きられた、貝原益軒の書物です。
当時の平均寿命が50歳以下と言われますので、
それから考えれば非常に長生きされた方です。
その貝原益軒が、自らの長生きのコツ?を書いたのが
本書になります。
書いてある内容も、そこまで難しい事もなく、
一般の方から医療従事者まで
誰もが理解出来るものとなってます。
特に鍼灸師を目指す方々に読んでもらいたいですね。
「養生訓」の原点は中国伝統医学・養生学になりますから、
非常に東洋医学の勉強にもなりますし、
患者さんにおすすめすることもできますしね。
僕自身もこの本を読んで勉強した部分もあります。
患者さんにもおすすめしてますよ。
是非一度読んでみて下さい。
現代医学の養生法とは異なる点が多いので、
新たな発見がありますよ。
下野