下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強中でまだまだ至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
小堀です。
写真は最近我が家にきたサボテンです。
サボテンは初めて育てるので
全く詳しくないのですが
水耕栽培もできるらしく、
よくみるととても綺麗です。
今日は、本神篇を学んでいきます。
黄帝問于岐伯曰、凡刺之法、必先本于神。
血脉営気精神、此五蔵之所蔵也。
至其淫泆離蔵則精失、魂魄飛揚、
志意悗乱、智慮去身者、何因而然乎。
天之罪与、人之過乎。
何謂徳気生精神魂魄心意志思智慮。請問其故。
岐伯答曰、天之在我者徳也。
地之在我者気也。徳流気薄而生者也。
故生之来謂之精。両精相搏謂之神。
隨神往来者謂之魂。並精而出入者謂之魄。
所以任物者謂之心。心有所憶謂之意。
意之所存謂之志。因志而存変謂之思。
因思而遠慕謂之慮。因慮而処物謂之智。
故智者之養生也、必順四時而適寒暑、
和喜怒而安居処、節陰陽而調剛柔。
如是則僻邪不至、長生久視。
是故怵惕思慮者則傷神、神傷則恐懼、流淫而不止。
因悲哀動中者、竭絶而失生。
喜樂者、神憚散而不蔵。愁憂者、気閉塞而不行。
盛怒者、迷惑而不治。恐懼者、神蕩憚而不收。
心怵惕思慮則傷神、神傷則恐懼自失、
破醸脱肉、毛悴色夭、死于冬。
脾愁憂而不解則傷意、意傷則悗乱、
四肢不挙、毛悴色夭、死於春。
肝悲哀動中則傷魂、魂傷則狂忘不精、
不精則不正当人、陰縮而攣筋、
両脇骨不挙、毛悴色夭、死於秋。
肺喜樂無極則傷魄、魄傷則狂。
狂者意不存人、皮革焦、毛悴色夭、死於夏。
腎盛怒而不止則傷志、志傷則喜忘其前言、
腰脊不可以俛仰屈伸、毛悴色夭、死於季夏。
恐懼而不解則傷精、精傷則骨痠痿厥、精時自下。
是故五蔵主蔵精者也、不可傷。
傷則失守而陰虚、陰虚則無気、無気則死矣。
是故用鍼者、察観病人之態、以知精神魂魄之存亡得失之意。
五者以傷、鍼不可以治之也。
肝蔵血、血舍魂。肝気虚則恐、實則怒。
脾蔵営、営舍意。脾気虚則四支不用、五蔵不安。
實則腹脹、経溲不利。
心蔵脉、脉舍神。心気虚則悲、實則笑不休。
肺蔵気、気舍魄。肺気虚則鼻塞不利、少気。
實則喘喝、胸盈仰息。
腎蔵精、精舍志。腎気虚則厥、實則脹。
五蔵不安、必審五蔵之病形、
以知其気之虚実、謹而調之也。
天から人が与えられるのは徳であり
地から人が与えられるのは気である。
天の徳が下り、上昇した地の気と交わって
人の生命が生じる。
生命力の現れが精であり
陰陽の精の結合が神という。
神に従うもの:魂(精神活動)
精に並んで出入りするもの:魄(先天的な感覚・本能)
生命活動を主宰するもの:心
思慮が定まらず茫然とする:意
意が思慮したものを実行する:志
志をもとにああだこうだと変化していく:思
思考範囲が遠い未来まで及ぶこと:慮
慮をもとに物事を処理する:智
《提要》
聡明な人は、
季節・気候に合わせて身体を適応させ、
喜びすぎたり怒りすぎたりせず
飲食や早寝早起きに注意し
陰陽の偏りを意識して調和する。
そうすれば邪気の侵入もなく長寿につながる。
★孔子:論語「天、徳をわれに生ず」
肝:血を蔵し血は魂をやどす。
虚すれば恐れとなり実すれば怒となる。
脾:営を蔵し営は意をやどす。
虚すれば四肢が動かせず
五臓が栄養できないために機能しなくなる。
実すれば二便が通じにくくなる。
心:脈を蔵し脈に神がやどる。
虚すれば悲しみ実すれば笑いが止まらない。
肺:気を蔵し気には魄がやどる。
虚すれば鼻閉となり呼吸が浅くなり
実すれば喘ぐようになる。
腎:精を蔵し精には志がやどる。
虚すれば四肢蕨冷となり
実すれば少腹が腸満する。
参考文献:
『現代語訳黄帝内経霊枢』
『中医基本用語辞典』東洋学術出版社
『臓腑経絡学』アルテミシア
『鍼灸医学体系⑮』雄渾社
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
小堀
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