下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
先日、緑地公園駅の中にある
「CAFE Prego」というカフェに行ってきました。
ご近所ですので、一度行ってみたいと
思っておりました。
写真の、程良い甘さの抹茶のケーキが
とても美味しかったです!
さて、身体を循環する気の
主な通り道である経脈は、
各臓腑の名称から成ります。
十二経脈が「手の太陰肺経」から始まるのは、
「手の太陰肺経」の経脈が中焦から始まるためで、
飲食物から得られた水穀の精が
中焦から上焦へ昇清する流れを
経脈の流注のスタートとしたと考えられています。
また、肺は一身の気を主り、
気の働きの一つである推動作用の
おおもととなる宗気を作りますが、
このような肺の働きからも、
「手の太陰肺経」が十二経脈の始まりであるといえます。
人体の上焦の部分において、
気が動けば血が動き、
血が動けば気が動くといったように
心と肺がお互い拮抗しながら働いています。
肺は「魄」と呼ばれる気を
蔵すと言われていますが、
魄気とは、いわゆる動物的本能や
反射と関係が深いと言われており、
肺が正常であると魄気も充実するとされています。
さて、肺は五行論でいうところの
「金」に配当されますが、
これは肺の宣発・粛降作用が、
金気の収斂作用に相当するためです。
また、五味においては
「辛味」が肺と関連深いとされています。
辛味をとると、体が温まることは
体験的に分かると思いますが、
辛みは金気の働きである
収斂作用によって身をひきしめ、
毛穴を閉じ隙間をなくすことで
身体を保温状態にするためです。
では肺気が不正となると
どのようになるのでしょうか。
文献から抜粋します。
肺気の正とは、
肺気が虚でも行き過ぎでもない状態で、
義の徳をもつ。
義とは、身や考え方をしっかり固めて、
人道を正しくいくことといえる。
肺気の不正では、征服感に燃えて、
他人を悲しませることが多い。
子供の世界で、弱虫の男の子が
女の子をわけもなくいじめ
自分が強いという感じをもったりするのは、
虚によるものである。
肺気の強は、権(剣)を振る舞う。
人の上に立とうとする力、
人を支配しようとする力である。
肺気の不正・正、強弱は、
一人の人の中でもいろいろミックスされていて、
そのときの環境によって異なった形で発揮される。
参考文献:
『臓腑経絡学』 アルテミシア
『東洋医学講座 第三巻』 自然社
『中医内科学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原