下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
学校で後期試験が始まりました。
試験勉強は、家よりも
学校でした方が集中しやすいので、
その日の試験が終わった後も
学校の自習室で勉強しています。
そのため、夕食を外で済ませることが多く、
先日は学校近くのラーメン屋さんに行きました。
あっさりとした魚介系スープで、
ダシが効いていて美味しかったです。
さて、耳鳴(じめい)・耳聾(じろう)とは、
いずれも聴覚に異常をきたす疾患をいいます。
耳鳴は、自覚症状として耳内部鳴り響くもので、
聴覚を妨げるものをいいます。
耳聾は、聴力が減退し、日常会話に支障が出るなど
外部の音声が聞こえにくくなる症状をいいます。
それぞれ単独でみられる以外にも、
両方がともにみられる場合もあります。
耳鳴・耳聾の病機を以下にまとめます。
●腎気不足
「腎気は耳に開竅する」といわれることから、
耳の不調は腎と関係が深い。
病後に精血が不足したり
性生活の不摂生などにより、腎精が不足すると
上部の清竅を潤すことができなくなり、
無根の火が浮上することで音が響き、
意識がぼんやりする。
●脾胃虚弱
脾の機能が弱まることで、
気血の生成源が不足したため、経脈が空虚になり
上方の耳に気血が届かない、
または清気が上行でくなくなって
耳に影響を及ぼし耳鳴・耳聾を起こす。
●情志失調
イライラやストレスは肝の疏泄を妨げ、
肝気が疏泄できず鬱した結果火邪となるか、
まはた墳怒によって気逆が起こり
肝・胆の火が経絡を通じて上方に影響し
清竅が塞がれたため起こる。
頭痛の症状なども伴いやすい。
●脾胃湿熱
日頃から飲酒や脂っこい食事などを
好んで摂取しているために、痰火を形成し、
長期化することで火邪と化した結果、
痰火が上行して清竅を塞いだため起こる。
●風熱外乗
外感風熱の邪気が体内にこもり、
対外に排泄できないために
経絡を通じて上部を侵し、清気の通り道を
塞ぎ止めてしまうことで起こる。
以上のように、耳鳴・耳聾は
耳の疾患と思われがちな症状ですが、
その原因は内臓にあることが多いです。
特に、腎精の不足や、脾胃の輸送機能の低下などが
上部を襲う火を生み出し、清竅を塞ぐことで発症します。
試験勉強を徹夜でするような無理は
控えた方が良いかな・・・
と記事を書きながらふと思いました。
参考文献:
『中医内科学』 東洋学術出版社
『中医病因病機学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原