下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の宮村です。
少し間が開いてしまいましたが、
近所の神社で干支の午の絵があったので
写真を撮ってみました。
前回に引き続き気血弁証を紹介します。
今回は気陥証と気脱証について勉強した内容を書いていきます。
気陥証
気陥とは気虚により上昇作用が無力になった為に起こる病理変化で、
気虚下陥が特徴です。
原因としては先天の精の不足、
長期に渡る闘病のために体力が虚弱になる、
老化のため体力が衰える、飲食不摂、極度の疲労、
他に長期の下痢、多産などがある。
気陥は脾との関係が深く、脾は中焦に位置し、
脾気は昇清を主るので脾気が損傷すれば、
内臓下垂になり気虚下陥になる。
【臨床所見】
眩暈、短息、倦怠感、力が入らない
などの気虚症状に加えて、
腹部が下垂して脹れる、胃腎下垂、
脱肛、子宮脱などの内臓下垂症状が現れる。
舌脈所見は気虚と同じく舌質淡舌苔白、脈虚無力となる。
気脱証
気虚が極限まで悪化したもの、
亡気、失気、気絶などの病理変化をともなう。
病状は重篤で緊急を要する。
原因は気がひどく損傷されたときや
大量の発汗、下痢、出血などである。
気の機能が正常に働くには
血や津液が正常でなければならない。
そのため血や津液が大量に消耗されれば
同時に気も脱落してしまい気脱になる。
【臨床所見】
陽気や血を臓腑、経絡、全身に散布できないので
短息、眩暈して昏倒する、顔面蒼白、四肢厥冷
などの症状が現れる。
また気の固摂作用が働かなくなり自汗する。
参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』 東洋学術出版
『中医病因病機学』 東洋学術出版
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村