下積み修行中の大原さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学び成長して参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参りますので
どうか見守り 応援してやって下さい。
修行生の大原です。
お正月は地元の神社へ初詣に行きました。
神社にお参りするのは久しぶりで、
地元の懐かしい雰囲気や、
家族連れの賑わいを感じ、
正月らしさを満喫することができました。
さて、腰痛とは、腰部の疼痛を主症状とし、
腰の片側または両側にあらわれるものです。
腰痛を東洋医学的に考えると、
「腰は腎の府」であることから、
腰部の異変は腎気の弱りから
おこるものといえます。
その他に、腰の経絡血脈が風寒湿などの
邪気に侵されたり、気機が阻害されるなど、
様々な原因が考えられます。
以下、腰痛の主な病機について
まとめました。
●腎虚腰痛
腎の精気が弱ると、腰と背筋に
栄養が行き渡らなくなる。
そのため腰に力が入らず、
手で押さえたりすると痛みが軽減する。
陽虚の場合は、手足の冷えや
下腹部の痛みなどを伴う。
治法は温補腎陽である。
陰虚の場合は、イライラや
手足のほてりなどを伴う。
治法は滋補腎陰である。
●寒湿腰痛
寒湿邪が腰を襲い、経絡を詰まらせ、
寒邪の収縮性と湿邪の粘着・停滞性により、
冷痛と回転困難がおこる。
横たわると邪が一か所に溜まりやすく、
横になって休んでも痛みは治まらない。
治法は散寒行湿・温経通絡である。
●湿熱腰痛
湿熱が腰一帯にあふれ、筋脈が弛緩し
経絡の気が通らないために、
腰にじわりとひろがる熱感を伴う痛みが現れる。
運動することで気の巡りがのびやかになって
湿の停滞が減少し、痛みが軽減することがある。
治法は清熱利湿・舒筋止痛である。
●瘀血腰痛
瘀血が経脈の流れを妨げ、
気血がスムーズに流れないために
腰の一定部位に刺痛が生じ、
触れると痛みが増す。
治法は活血化瘀・理気止痛である。
以上のように、一口に「腰痛」と
言っても様々な原因があり、
その原因によって症状も若干異なります。
「腰を揉んでもなかなか治らない」
という方もいらっしゃると思いますが、
まずその痛みの原因をしっかり探ることが
大切なのだと思います。
参考文献:
『中医内科学』 東洋学術出版社
『中医弁証学』 東洋学術出版社
『基礎中医学』 燎原
*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。
大原