下積み修行中の宮村さんのお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
修業生の宮村です。
先日実家に帰省してきました。
帰省といっても同じ大阪府内なのですぐですが、
ひさびさに実家に犬と戯れてきました。
写真は寝ているところを起こされた迷惑そうな顔です。
嫌そうな顔をするのがおもしろくて、ついいじってしまいます。
今回は六淫弁証の燥淫証候について勉強した内容を
書いていきたいと思います。
燥は秋の主気とされる。
五行では「金」、五臓では「肺」と関係が深い。
燥邪は口や鼻から侵入し肺衛を犯すという特徴がある。
燥邪は温燥と涼燥の二種類に分けられる。
初秋には夏熱の余気がまだ残っており、
これに燥が加わると温燥になる。
晩秋に冬の寒気が近づき、
これに燥が加わると涼燥になる。
燥邪の性質
①津液を損傷しやすい。
燥邪は乾燥性であり、人体の津液をもっとも消耗させやすく、
口や鼻、皮膚が乾燥する、大便燥結、小便減少などの
津液乾燥証象が現れる。
②燥邪はまず肺を犯しやすい
肺はデリケートな臓(嬌臓)であり、
潤を好み、燥を憎むという特徴がある。
また燥邪が人を損傷するときは、
口鼻から入ることが多いので、肺を犯しやすい。
これにより肺気不宣や肺陰損傷、
宣降機能を失ったりする。
【臨床所見】
衛表を燥邪が侵襲し衛気が鬱するため、
発熱、悪寒、悪風、頭痛、無汗または少汗となる。
燥邪によって津液が損傷されると、
口渇・鼻・咽喉・皮膚が乾く、
から咳がでるが痰は少ない、
舌質小津などの症状がでる。
また肺は大腸と表裏であり、
肺が燥によって陰を損傷されれば、
大便も燥結する。
参考文献
『東洋医学概論』 医道の日本社
『針灸学 基礎編』 東洋学術出版
『中医病因病機学』 東洋学術出版
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
宮村