下積み修行中の小堀のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。


艾作り

先日、授業で艾作りを体験しました。
まず、乾燥したヨモギを柔らかい葉と茎に分け、
ひたすらすり鉢ですります。
その後、振るいにかけて、余分な粉を落としていきます。
それをひたすら繰り返すという、かなり原始的な作り方でしたが、
20分程で左の様なふわふわ艾が完成しました!
少しの量でしたが、筋肉痛になりそうでした、、笑

簡単にできるので、機会があればぜひやってみてください♬


今日は、五兪穴について書いていきたいと思います。

五行穴とは、上下肢の肘関節と膝関節から末梢にある十二経脈上の経穴のうち、
五行の性質が付されている経穴をいう。

霊枢・九鍼十二原
以上下所出為井、所溜溜滎、所注為輸、所行為経、所入為合。

十二経と十五絡脉の併せて二十七の脉気が、全身上下に循行し出入りするのは、
全てこの井穴より始まるのである。
ここを源流とし、次にそれが小川のように溜まるところを滎穴とし、注ぐところ、
つまりまだ脉気がだんだん大きくなり水路を小舟で物を運べる様な流れを輸とし、
その脉気が川の様に旺盛で経気が行くところを経とし、
それが海に流れ込む様に体内に入るところを合とする。

 

①井穴
脈気が湧きでるところ。手足の末端穴にあたる。
春に応じ、肝や胆の経脈の変動でおこる、みぞおちや腋が張って苦しい病に用いられる。
陰経の井穴は木に属し、陽経では金に属する。

②滎穴
脈気がしたたり流れるところ。末端穴から2番目にあたる。
夏に応じ、心や小腸の経脈の変動でおこる、身体中が熱をもつ病に用いられる。
陰経では火に属し、陽経では水に属する。

③兪穴
脈気が移し注ぐところ。末端穴から3番目(胆経では4番目)にあたる。
陰経では原穴と一致しており、夏の土用に応じ、脾や胃の経脈の変動でおこる、
身体中がだるくて手足の節々が痛む病に用いられる。陰経では土に属し、陽経では木に属する。

④経穴
脈気が過ぎ行くところ。
上肢では手関節付近または前腕下部に、下肢では足関節付近または下腿下部に存在する。
秋に応じ、肺や大腸の経脈の変動でおこる、
息が荒くなって咳がでて、悪寒・発熱する病に用いられる。
陰経では金に属し、陽経では火に属する。

⑤合穴
脈気が入り応じるところ。
上肢では肘関節付近に、下肢では膝関節付近に存在する。
冬に応じ、腎や膀胱の経脈の変動でおこる、気が下腹から突き上げて胸や頭が苦しくなったり、
また、下痢したり小便が出過ぎる病に用いられる。
陰経では水に属し、陽経では土に属する。


参考文献:
『腧穴学』たにぐち書店
『新版 経絡経穴概論』医道の日本社
『難経』

*画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
ぜひ参考文献を読んでみて下さい。

小堀

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