下積み修行中の冠木のお勉強記事です。
勉強不足で至らない内容ですが、
少しずつ学んで参りますのでお許し下さい。
不出来なところもあるかと思われますが、
成長とともに少しずつお返しして参ります。
どうか見守り 応援してやって下さい。
こんにちは、冠木です。
先日、院長の患者さまの舌の写真を撮影せて頂き、
今回は自分なりの感想を書きたいと思います。
舌辺の潤い、光沢、滑
剝落・光剝苔(左側)
舌根~舌中付近の裂紋
右へ少し歪斜
絳舌色あせ
舌について
●絳舌
紅舌よりさらに色が濃い深紅色。
血が熱を得て起こるとともに、営血が濃縮されているほか、
血流の瘀滞によっても絳色が現れる。
熱邪が営分に影響するにつれて絳色が深くなり、
津液の消耗による舌面の乾燥や舌苔の消失が生じる。
●剝落
舌苔の剝落は、胃気と胃陰の存亡を示す。
光剝苔:舌苔が完全に剝落して乳頭も消失し、舌面が鏡面状になるもの。
●光滑
舌面に苔がなく乳頭が消失して光ったようにみえるもの。
(陰血・陰津の虚損が重度で、舌面を濡養できないために生じる。)
陰虚(胃陰虚・胃腎陰虚) 紅絳舌
気血両虚(脾胃損傷) 淡白舌
●歪斜
舌を伸長したときに舌尖が一側に偏位すること。
(中風か中風の前兆を意味し、外風あるいは内風が経絡を阻寒し気血を渋滞させるため生じる。)
●裂紋
舌体に見られる裂構で、数・深さ・方向・長さなどは多種多様である。
気虚で陰津を産生したり輸布できず(気虚不栄)、
舌面が栄潤されないために生じる。
湿邪が陰津の散布を阻滞して発生することもある。
参考文献:
『中医学の基礎』 東洋学術出版社
『中医臨床のための舌診と脈診』 神戸中医学研究会
※画像や文献に関して、ご興味がおありの方は
是非参考文献を読んでみて下さい。
冠木