腹証奇覧で書かれていないので、理論で繋げて説明みたいと思います。

腹証奇覧 P78 

苓桂朮甘湯

「心下に毒ありて悸し上衝し、起れば即ち眩暈し、小便不利、或は心煩、或は鬱々として志気安からざるもの、此の証なり。何病を問わず、心悸し、小便不利を準拠として此の方を用うべし。」

心下に毒は水毒だと思われます。

薬対論 P108

「相使薬対。強い除水湿の効能がある。表に発しなく化気行水、通陽除湿することができる。強い利水除湿の効果がある。これは張仲景の「病痰飲(脾腎陽虚で水湿の運化ができず、水飲が胃腸にとどまる症状)は温薬で和らげるのは当然である。」」

 

胃内停水による奔豚病を示していると思われ、その中でも桂枝・茯苓が治療の核心である事がわかります。

 

参考資料

腹証奇覧 医道の日本社

薬対論 南山堂

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